新型コロナウイルス感染症の蔓延で、外出先から帰宅した際に、まずは手を洗い、うがいをしてから、リモコンを持ってエアコンを付けるという作業をしている。
手を洗う前にリモコンを操作すると、リモコンのウイルスが付着してしまう為だ。
これは新型コロナウイルスに限らず、インフルエンザウイルスやノロウイルスでも同様の事が起こる可能性が有る。
夏は暑くてどうしようもなく、冬は寒い。
手を洗う前に、リモコンを触らずにエアコンの電源をONしたい。
そんな時に「スマートリモコン」の“ここリモ”を見つけた。
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スマートリモコン「ここリモ」開封
中身は「ここリモ」本体、USBケーブル、ご利用案内、スタートアップガイドのみ有り。
「ここリモ」本体は朱肉よりも大きく、机の上に置くには場所を取ります。
既にスマートスピーカーなどを机の上に置いてる場合は邪魔になるかもしれません。
「ここリモ」本体にUSBケーブルを接続すると青いランプが点滅し電源が入ります。
「ここリモ」はアプリで設定
「ここリモ」アプリをGoogle Play かApp Storeで検索しダウンロード。そしてインストールします。
新規ID登録を行い、「ここリモ」アプリにログインします。
(カテエネIDでもログイン出来ます)
「このデバイスの位置情報へのアクセスを「ここリモ」に許可しますか?」の画面が表示されたら、「アプリの使用中のみ許可」をタップします。
スマホは 2.4GHzのWi-Fiに接続します。5GHzのWi-Fiに接続すると設定が出来ません(中継機能を使っている場合は2.4GHzの方に接続されるように設定が必要)
2.4GHzのWi-Fiに接続したら、「2.4GHzのWi-Fiに接続しました」にチェックを入れ「次へ」をタップします。
接続した2.4GHzのWi-FiのSSIDのパスワード(パスコード)を入力し、「次へ」をタップ。
「ここリモ」本体のUSBプラグの隣に有るボタンを5秒程度押し、「ここリモ」本体の正面のLEDランプが青で早く20秒間点滅し、その後、点滅の速度が遅くなりましたら、スマホ側の無線LAN設定画面を表示し、接続先を、「ここリモ」本体に内蔵されているWi-Fiとなる「CEPCO_XXXXXXX」のWi-Fiに接続します。
「CEPCO_XXXXXXX」のWi-Fiに接続します。
もし、「このネットワークはインターネットに接続いていません。」と表示されたら、「はい」をタップします。
これはスマホと「ここリモ」どうしをWi-Fiで接続していて、「ここリモ」自体はまだインターネット側には接続されていない為、起こります。
「CEPCO_XXXXXXX」のWi-Fiに接続したら、自宅のWi-Fi設定が、「ここリモ」本体に設定されます。
「ご自宅のWi-Fiネットワークに設定中」の画面が表示され、「正常に接続できました」と表示されたら設定完了です。
もし、バージョンを確認する画面が繰り返し表示される場合は、一旦「ここリモ」のアプリを強制終了し、最初からやり直してください。
「正常に接続できました」と表示されたら、「完了」をタップします。
「赤外線リモコンのアップデートを開始します」の画面が表示されたら、「更新する」をタップし、ファームウェアを「更新する」をタップします。
「ファームウェアの更新に成功しました」と表示されたら「閉じる」をタップします。
現在のバージョンが表示されるので、右上の×マークをタップします。
設定とファームウェアの更新が完了したら、「ここリモへようこそ」の画面が表示されます。
「ここリモ」では赤外線リモコンで動作する「エアコン」「テレビ」「照明」の制御をする事が出来ます。
ここでは「エアコン」の設定例を紹介します。
エアコンの設定画面でメーカー名を選択します。
例えば「DAIKIN(ダイキン)」を選択し、かんたん設定の「1.「テスト」ボタンを使って設定する」をタップします。
一旦、エアコンのリモコンで、エアコンの電源をOFFにしてから、アプリの「テスト」をタップします。
エアコンの電源が入ったら「エアコンは反応した」ということになり、「YES」をタップします。
エアコンの電源は入らなかったら「NO」をタップします。
テストは1度だけでは無く、何度か繰り返し「テスト」をタップし、反応したら「YES」のタップを繰り返し実行します。
無事設定が完了したら「リモコンの登録が完了しました」と表示されます。
「ここリモ」のエアコンの設定画面では、
左から「風量」、冷房・暖房の「運転モード」、電源OFF、電源ONを選択することが出来ます。
また、中央の部分では温度の設定を行う事が出来ます。
「AI有効」をONに設定すると、好みに合わせて自動で設定温度を制御するモードに出来ます。
アプリ下の「快眠」「スケジュール」で夜間の温度設定を行ったり、エアコンの電源ON/OFFのスケジュールを設定する事が出来ます。
スマートスピーカーとの連携機能でエアコンを付ける
「Google Home Mini」や「Google Nest Mini」などのGoogle アシスタントと連携する事で
音声でエアコンの電源OFF/ONや温度設定を行う事も出来ます。
「OK Google エアコンを付けて」
「OK Google エアコンを消して」
「OK Google エアコンの温度を 28度にして」
「OK Google エアコンの温度を 18度にして」
尚、メーカーは「中部電力 ミライズ」と記載されてますが、中部電力と電気の契約をしなくても「ここリモ」は使えます。
「バージョン確認に失敗しました」と不具合表示が! 解決方法は?
「バージョン確認に失敗しました」と表示される場合は、「ここリモ」側のサーバーに問題が有る時に発生します。
試しに他のスマホに「ここリモ」アプリをインストールしてみた所、ログイン画面が表示するが、アカウントを入力してもログイン出来ずネットワークに接続出来ないエラーが表示される事から、サーバー側に問題が有ると切り分けする事が出来る。
おそらく「ここリモ」アプリのバージョン情報を「ここリモ」アプリ起動時に「ここリモ」側のサーバーに問い合わせていて、通信出来なかった場合に「バージョン確認に失敗しました」と表示されるのではないかと推測されます。
原因は「ここリモ」の利用者が急増している事で、エアコンの操作をするのが集中する時間帯(寝る前とか)にサーバー側に負荷が発生し、サーバーの応答が無くなり、この「バージョン確認に失敗しました」のメッセージが表示されるものと考えられます。
メーカー側はサーバーを24時間監視していると思われますが、復旧するのが朝だったりするケースが有るので、「サーバーやソフトの設定を調整するのが時間がかかる」「サーバーの応答が無くなる為、ある程度負荷が減るまで待っていた」「OSやソフトを再インストールしていた」「前のバージョンのソフトにダウングレードしていた」「原因の特定に時間がかかり、サービス再開に時間がかかった」なんて事が裏で有るのかもしれません。
ここリモの公式サイトを確認すると、過去にはシステム障害が発生しているケースも有り、同様に「バージョン確認に失敗しました」と表示されるケースがアプリの評価欄にも散見される。
時間が経過すると復活する場合が有るので、その場合は、数時間待ち(もしかしたら12時間以上かかる)
・改めてアプリを起動し操作させてみる(アプリは一度終了してからの方がいいかも)
・ここリモの本体のUSBケーブルを抜き差しして(本体を再起動し再度Wi-Fiに接続する事になる)、ここリモのアプリの方も再起動して問題なく動作するか確認する
・2.4GHzのWi-Fiに接続されているか確認する(5GHzのWi-Fiは使えない)
・ここリモの本体のUSBケーブルを抜いた状態で、ここリモのアプリに接続し問題無く表示されたら、ここリモのアプリの設定から「赤外線リモコンの登録解除」を行い、改めて最初から登録し直す
を試してみると復活する可能性が有る。
注意が必要なのが、「ここリモ」の本体を設定途中で放置していた場合、「CEPCO_XXXXXXX」のWi-Fiに接続可能な状態で放置しておくと、近所の人に勝手に接続されてしまう恐れがある為、設定途中で放置しないといけない状況になる場合は、USBケーブルを「ここリモ」本体から外して、改めて時間を作って設定した方がいいだろう。
とは言え、「ここリモ」で、新型コロナウイルス対策も出来てしまう便利なものなので、不具合が起きても裏側ではエンジニアが頑張っていると思って気長に復旧を待って欲しい。